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思いついた話のアイディアをメモする、または小説にしてみる場所。
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「さて、君にいくつか質問があるんだがいいかい?」
静まった部屋(たぶん病室かなにかだろう)の中で最初に口を開いたのは先生だった。
「なんでしょうか?」
何か、真剣な話題みたいだ。
しかし、春香と千早を部屋から出したのはなぜだろう?
「まず、最初に、君には記憶がないようだね」
どうやらこれは質問ではなく確認のようだ。
「そうみたいです。何も思い出せないっていうか、まるで最初からなかったように感じます」
とりあえず、正直に答える。
「じゃあ、これが何か分かるかな?」
先生がそばの棚から緑色の瓶を私の目の前に持ってきた。
「回復薬を入れるビンですよね?」
これは知っている。
・・・・・・あれ?なぜ知っているんだろう。
「うん、その通りだよ。砂漠でも、ガレオスを見ても驚かなかったようだし、どうやら君は記憶はないが知識や技術はきちんと覚えているようだね」
確かに、そうだ。
あれを始めてみたらそうとう驚いていただろう。
「しかし、一方で春香ちゃんの話によると剣の付与効果におどいていたみたいだから、知識の方もあやふやな点はあるようだね。まあ、言語をきちんと覚えていたのが不幸中の幸いだったね」
ここで、一度先生が律子の方を向き頷いた。
「じゃあ、ここからは律子くんに話してもらおう」
先生が私の前の椅子からどくと、そこに律子が座った。
「私の名前は、秋月律子。この世界の人間ではないわ。そして、あなたもそう、この世界の人間じゃない」
「・・・・・・?」
どうゆうことなんだろう。
冗談を言っているようには到底見えないのだが、いくらなんでもいきなり話が突飛すぎるのでは?
「そうね、順を追って説明しましょう」
そういうと、律子は自分のもといた世界について語りだした。
そこは、日本という国で、律子や春香や千早、それに私、そのほかにも数人が765プロというところで、アイドルという職業をしていたこと。
そして、そこの社長の発明したコンバーターで「モンスターハンター2」というゲームを起動させたところ、突如眩い光に包まれ、気がつくとこの村にいたということ。
さらに、前の世界の記憶があるのは律子と春香のみなのだが、その他のメンバーと同じようにこちらの世界で生活していた記憶もあるらしい。
ちなみに、この村には事務員として働いていた音無小鳥という人と、秋月律子、天海春香、如月千早、そしてもう一人、萩原雪歩という少女の計5人しかおらず、残りの仲間を探している最中で、今回初めて発見したのが私、双海亜美らしい。
「でも、私には千早さん達にようにこの世界の記憶もありませんし、律子さんのようにアイドルをしていたという記憶もありませんよ?」
「そうね、確かにその通り。あなたは私たちのようにどちらかの記憶をもっているわけではなく、何一つ記憶がないわ。そこが私も不思議だと思ったわ。そもそも、前の世界のあなたは敬語なんて使わなかったもの」
前の世界の、といったあたりこちらの世界での私のことはどうやら知らないようだ。
「私と春香は、他の仲間を探すために、ハンターとして名を上げることにしたの。有名になれば気が付いてくれるかと思ったわ。だけど、千早たちのように本当の記憶がない子もいるし、亜美のようにどちらの記憶もなければ見つかる可能性はかなり低くなるわ。でも、今はこれしか方法がないの。だから、亜美にも協力してほしいのよ。たしかに、記憶がないせいで私たちの事が信用できないかもしれないし、したくても確かめようがない。でも、亜美だって記憶はないし、とくに行くあてもないでしょう?だから、一緒に手伝ってくれないかしら?」
なんとなく、事態は把握できた。
だが、いくらなんでも・・・・・・。
いや、記憶がない今一人でいるよりはこの人たちと一緒にいた方がいいのだろう。
「わかりました。協力します。しかし、記憶がないので律子さんが言ったとおり、完璧には信用できません。それでもよければ、よろしくお願いします」
「うん、貴女ならそういってくれると思ってたわ。よろしくね、亜美」
右手を差し出してくる。
「こちらこそ、お世話になります」
律子の手をにぎり握手をした。

そのあとしばらく、先生によってなんとかして記憶を呼び覚ませないか、会話による治療をされたがあまり効果はなく、砂漠には一人できたわけではないことと、あの武器はどうやら自分のものであるということだけしか思い出せなかった。

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難しい話のとこは苦手なんだぜ!!
あうあう、早く人物紹介終わりたい・・・・・・。
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「ここよ、私たちのベースキャンプ」
律子が指差す先には、砂漠のいたるところから突き出ている、岩盤の一つで、そこにひびが入って人が通れるようなすきまができていた。
律子が先に中に入り、そのあとに春香が私の手を引き入った。
中は、岩盤の裂け目を利用して作られた割と広めな空間となっていて、どうやら人工的にも少し削ってあるようだ。
「はい、どうぞ。飲める?」
中に入り、律子がガレオスを討伐した証拠として、ヒレを納品箱にしまっていると、春香が水を汲んで来てくれた。
「あ、ありがとうご・・・ざ・・・・・・」
器を受け取ろうとしたが、なぜだろう世界がぐるぐるとまわって・・・・・・


_________________________________________

目が覚めると、そこは砂漠ではなかった。
(あれ、さっきまで砂漠に・・・・・・)
「あ、気がつかれましたか。大丈夫ですか?」
眼鏡をかけた男性が椅子に座ってこちらを見ていた。
彼の右手には本が握られていた。
どうやら、読書中だったようだ。
「熱はもうありませんね。ひどい脱水症状と日射病でしたからね。まあ、しばらく寝ていれば治りますよ」
額に手をあててから、私の寝ているベッドのそばまで椅子を引っ張ってくる。
「ありがとうございます」
多分、医者か何かだろう。
なんとなく雰囲気でわかる。
・・・・・・あれ?なんで私この人を医者だと思ったんだろう?
「ちょっと、先生、あんまり近寄らないでください。」
いつからそこにいたのか、メガネ男性の後ろの方にある窓のそばに、青い髪の少女が立っていた。
「千早ちゃん、いたんですか・・・。そんなこと言われても、患者さんを看病するためには近づかざるを得ないじゃないですか」
少し、驚きつつもメガネの男性―――先生は、私の額に水で濡らした布を置いている。
「・・・・・・その服、なんですか?私がこなかったら『汗かいて湿ってるから~』とか言って、着替えさせてたんでしょう。あと、ちゃん付けで呼ばないでください。」
青い髪の少女―――千早は、先生の隣にたたんである子供用の服に視線をやり、また先生に視線を戻した。
すごく冷やかな眼だ。
「う・・・そんなわけないじゃないですか。いやだなあ、その辺は春香ちゃんあたりに任せますよ。」
たらたらと冷や汗をかいている当たり、この男私を着替えさせるつもりだったのだろう。
「どうだか。あなたなら十分考えうるんですけどね」
さらに視線が鋭く冷たくなる。
これは痛そうだ。
「まだ、その疑い晴れてなかったんですね。だから、わたしはロリコンじゃないと何度言ったら・・・」
そうか、そういう男だったのか。こいつは。
「貴女、大丈夫?まだ何もされてないわよね?」
千早はこちらに視線を移すと、少し微笑んで見せた。
「あ、はい、大丈夫です。それより、あの、ここはどこですか?」
とりあえず、それが気になって仕方ない。
「そう、なら良かったわ。ここは、765村よ。あなたは、春香と律子が砂漠からつれて帰って来たの。」
ああ、そうか。
あの後、私は倒れたのか。
で、村まで運んで来てくれた、と。
「ありがとうございます。ところで、春香さん達は・・・」
部屋中に目線を走らせてみたが、どうやらここには居ないようだった。
「春香ちゃん達なら、武器と鎧を置きに行きましたよ。後で様子を見にくるって言ってたし、その内来るんじゃないかな?」
「あら、もう来たみたい」
ベッドと反対側にあるドアから春香と律子が入ってきた。
「大丈夫、亜美?」
春香が心配そうにこちらを覗きこんでくる。
「もう、大丈夫だと思いますよ。もうしばらく、寝ていてもらいますけどね」
私が返答に困っていると、先生が代りに答えてくれた。
「先生、少しお話があるのですが」
律子が先生を隣の部屋まで連れて行った。
しばらく、春香と千早と会話していると律子達が戻ってきた。
「ちょっと、二人とも席をはずしてもらえないかな?少しこの子と話すことがあるんだ」

春香と千早が出て行き、部屋には律子と先生と私だけになった。

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とりあえず、ここまで。
くそー、もっと時間が欲しいぜ。
明日にでも続きは書こう。

あー、痛いなあ、もう。
なんか体中ズキズキする。
どうしたんだっけ?
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
あれ?思い出せないや。
っていうか、熱いよここ?!

彼女が目を開けると、そこは灼熱の太陽の光が降り注ぐ砂漠だった。
頭がガンガンと唸りを上げている。
酷い頭痛だ。

「あ、気が付いた?」
声のする方に顔を向けると、心配そうに顔を覗き込んでくる少女がいた。
「大丈夫?これ、飲んで。」
少女は腰のポーチから白い液体の入ったビンを取り出した。
彼女がビンの栓を抜くと、ひんやりとした気持ちのいい空気にのってスーっとするような香草の香りが漂ってきた。
思わず、少女の手からビンを受け取ると一気に飲み干した。
「・・・・・・ありがとう、ございます(年上だし敬語の方がいいのかな・・・?)」
礼を言うと、少し驚きつつも少女はカラになったビンを受け取った。
「よっぽど喉が渇いてたんだね。それにしても、亜美が『ありがとうございます』なんて、なんか違和感あるなあ」
彼女―――亜美は不思議そうに少女を見上げた。
(どうしてこの人は私の事を知っているのだろう?)
なんて考えていると
「伏せて!!」
少女はそう叫ぶと、亜美と共に砂に倒れこんだ。
何かが大きな影が一瞬自分たちの上を通り過ぎて行く。
少女はすばやく立ち上がると、背中に背負った鞘から彼女の慎重よりはるかに長い刀のようなものを抜くと、亜美をかばうように構えた。
訳がわからぬまま顔をあげると、砂漠の砂の上を三角形のとがったものが移動していた。
「・・・・・・ヒレ?」
まるで、絵にかいたサメが泳ぐ図のように、そのヒレが砂の上をまるで滑るように移動していた。
「亜美!耳塞いどいてね!」
少女がポーチから何か、乾燥してしわしわになってしまった球体を取り出すと、ヒレが移動しているあたりに球体から出ているヒモを引っこ抜いた直後に投げつけた。
あわてて耳を塞ぐと『キ――――ン』と、耳をつんざくような音が辺りに響いた。
耳を塞いでいてこの音である、塞いでなかったら、まず耳は使い物にならなくなっていただろう。
直後、砂の中からとても大きな生き物が悲鳴(に聞こえた)を上げながら飛び出してきた。
魚類のようにも見えるその生物は、亜美の何倍もある大きな体を苦しそうに動かし、暴れていた。
「やっぱり、ガレオスね。」
そう呟くと、少女はその身体からはとても信じられないような速さで、それもその手に構えた刀を引きずる事無くガレオスに向かって一直線に駆けて行った。
その姿に似合わず、体に生えている2本の足を使ってガレオスが立ち上がるとそれと同時に走り寄った勢いのまま、少女が切りかかる。
「ぎゃあぅ!!」
痛みに悲鳴を上げて後ずさるガレオスに、とどめをさそうと少女が走り出すと
「あたっ!」
こけた。
それも、見事に何もないところで。
「いたたたた・・・・・・」
少女が立ち上がり刀を構えようとするが
「な・・・・・・ない」
少女の顔がサっと顔が青くなる。
亜美が見回すと、ガレオスの後ろに転がっていた。
ガレオスが反撃を喰らわそうと怒りに燃えながら立ち上がった。
(まずい・・・・・・!)
目の前には透き通った氷のような見た目の、この灼熱地獄の中で唯一の冷気を発する剣が落ちていた。
本能的に体が動いた。
その剣を右手でつかみ、駆けだした。
左手が勝手に腰のあたりに行き、ベルトにささっていた剣を引き抜く。
二本の剣からは確かにずっしりとした重みを感じるが、自分でも信じられないほど軽やかに動けた。
「ッハァ!!」
両手の剣が少女を睨みつけるガレオスの大きな体に傷痕をつける。
瞬間、右手の剣から冷気が吹き出て、切り裂いた傷痕のあたりの肉や皮膚がみるみる凍っていく。
それと反対に、左手の剣は切りつけると同時に火炎を纏い、裂けた肉の周辺を焦がした。
驚いていると、ガレオスが亜美の方に振り向いた。
ガレオスと目が合うと、身体が凍りついたように動かない。
顔の大きさと比べて小さなその目がこちらを見据えたと同時に、まるで裂けたように真っ赤な口が開く。
(喰われる)
冷汗が頬を伝う。

ッパァ―――ン・・・・・・。

銃声が響く。
自分を見つめていた顔が大きくえぐれた。
何が起きたか分からず、ただ驚き尻もちをつくと、もう2度ほど銃声が聞こえ、ガレオスの巨体に弾丸が撃ち込まれると、その体内で爆発が起こる。
胴体が裂け、ちぎれガレオスが倒れた。
確認するまでもなく、死んでいた。
「大丈夫?!春香!!」
叫びつつ、銃器を片手にメガネの少女が駆け寄ってきた。
刀を拾い上げた少女をメガネの少女が心配そうに見つめる。
「ありがとう、律子さん。私はケガはないわ。でも、亜美が」
そういって、少女―――春香が尻もちをつき、状況を把握しきれていない亜美の方へ目線をやると、それに合わせてメガネの少女―――律子もその目線の先を見る。
「亜美?!酷い格好じゃない。大丈夫?」
駆け寄ってきた律子が亜美を抱き起こす。
「あ、はい。助けてくれてありがとう、ございました」
律子が怪訝な顔をする。
「あなた、なんか変よ?どうしたの、いつもと違う」
と、言われても亜美はなんだかわからなかった。
目の前の二つの顔がなんだかぼやけて見える。
(あ、倒れる・・・・・・)
亜美の身体が揺れる。
「ちょ、亜美?!」
「大丈夫?亜美?!」
「大丈夫です。すこし、気分が悪くて」
ほんとうは少しどころではないが、目の前の少女達は誰だかしらないものの、心配してくれているようなので、出来るだけ心配をかけないよう気を貼ってみた。
「とりあえず、ベースキャンプまで亜美を連れて行きましょう。」
律子はそういうと、亜美の肩に手をまわした。
「わかった」
それに続いて、春香も亜美を支える。
3人は、ベーズキャンプへと向かっていった。

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やっちまったぜ!!
推敲せずに勢いとテンションでやったから誤字、脱字、文法の間違いはゆるして星井の(美希風に)
まだ書きたいけど眠気に勝てないから、また今度書こう。
眠いよー。
すいみんすいみんすいみんすいみん すいみん不足♪


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プロフィール
HN:
ナンデ
年齢:
31
性別:
男性
誕生日:
1992/12/05
職業:
学生
趣味:
広く浅くいろいろやってます
自己紹介:
なんとなく思いついた話のアイディアや話をメモって放置しておく場所。

「あ、このアイディアから思いついたぞ」
みたいなことが万が一あればどうぞもっていってください。
でも、一言残していってね。

え?テメェのアイディアからティン!とこねえよ?
まあ、高校生の妄想の殴り書きなので仕方ないですよ。
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