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思いついた話のアイディアをメモする、または小説にしてみる場所。
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あー、痛いなあ、もう。
なんか体中ズキズキする。
どうしたんだっけ?
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
あれ?思い出せないや。
っていうか、熱いよここ?!

彼女が目を開けると、そこは灼熱の太陽の光が降り注ぐ砂漠だった。
頭がガンガンと唸りを上げている。
酷い頭痛だ。

「あ、気が付いた?」
声のする方に顔を向けると、心配そうに顔を覗き込んでくる少女がいた。
「大丈夫?これ、飲んで。」
少女は腰のポーチから白い液体の入ったビンを取り出した。
彼女がビンの栓を抜くと、ひんやりとした気持ちのいい空気にのってスーっとするような香草の香りが漂ってきた。
思わず、少女の手からビンを受け取ると一気に飲み干した。
「・・・・・・ありがとう、ございます(年上だし敬語の方がいいのかな・・・?)」
礼を言うと、少し驚きつつも少女はカラになったビンを受け取った。
「よっぽど喉が渇いてたんだね。それにしても、亜美が『ありがとうございます』なんて、なんか違和感あるなあ」
彼女―――亜美は不思議そうに少女を見上げた。
(どうしてこの人は私の事を知っているのだろう?)
なんて考えていると
「伏せて!!」
少女はそう叫ぶと、亜美と共に砂に倒れこんだ。
何かが大きな影が一瞬自分たちの上を通り過ぎて行く。
少女はすばやく立ち上がると、背中に背負った鞘から彼女の慎重よりはるかに長い刀のようなものを抜くと、亜美をかばうように構えた。
訳がわからぬまま顔をあげると、砂漠の砂の上を三角形のとがったものが移動していた。
「・・・・・・ヒレ?」
まるで、絵にかいたサメが泳ぐ図のように、そのヒレが砂の上をまるで滑るように移動していた。
「亜美!耳塞いどいてね!」
少女がポーチから何か、乾燥してしわしわになってしまった球体を取り出すと、ヒレが移動しているあたりに球体から出ているヒモを引っこ抜いた直後に投げつけた。
あわてて耳を塞ぐと『キ――――ン』と、耳をつんざくような音が辺りに響いた。
耳を塞いでいてこの音である、塞いでなかったら、まず耳は使い物にならなくなっていただろう。
直後、砂の中からとても大きな生き物が悲鳴(に聞こえた)を上げながら飛び出してきた。
魚類のようにも見えるその生物は、亜美の何倍もある大きな体を苦しそうに動かし、暴れていた。
「やっぱり、ガレオスね。」
そう呟くと、少女はその身体からはとても信じられないような速さで、それもその手に構えた刀を引きずる事無くガレオスに向かって一直線に駆けて行った。
その姿に似合わず、体に生えている2本の足を使ってガレオスが立ち上がるとそれと同時に走り寄った勢いのまま、少女が切りかかる。
「ぎゃあぅ!!」
痛みに悲鳴を上げて後ずさるガレオスに、とどめをさそうと少女が走り出すと
「あたっ!」
こけた。
それも、見事に何もないところで。
「いたたたた・・・・・・」
少女が立ち上がり刀を構えようとするが
「な・・・・・・ない」
少女の顔がサっと顔が青くなる。
亜美が見回すと、ガレオスの後ろに転がっていた。
ガレオスが反撃を喰らわそうと怒りに燃えながら立ち上がった。
(まずい・・・・・・!)
目の前には透き通った氷のような見た目の、この灼熱地獄の中で唯一の冷気を発する剣が落ちていた。
本能的に体が動いた。
その剣を右手でつかみ、駆けだした。
左手が勝手に腰のあたりに行き、ベルトにささっていた剣を引き抜く。
二本の剣からは確かにずっしりとした重みを感じるが、自分でも信じられないほど軽やかに動けた。
「ッハァ!!」
両手の剣が少女を睨みつけるガレオスの大きな体に傷痕をつける。
瞬間、右手の剣から冷気が吹き出て、切り裂いた傷痕のあたりの肉や皮膚がみるみる凍っていく。
それと反対に、左手の剣は切りつけると同時に火炎を纏い、裂けた肉の周辺を焦がした。
驚いていると、ガレオスが亜美の方に振り向いた。
ガレオスと目が合うと、身体が凍りついたように動かない。
顔の大きさと比べて小さなその目がこちらを見据えたと同時に、まるで裂けたように真っ赤な口が開く。
(喰われる)
冷汗が頬を伝う。

ッパァ―――ン・・・・・・。

銃声が響く。
自分を見つめていた顔が大きくえぐれた。
何が起きたか分からず、ただ驚き尻もちをつくと、もう2度ほど銃声が聞こえ、ガレオスの巨体に弾丸が撃ち込まれると、その体内で爆発が起こる。
胴体が裂け、ちぎれガレオスが倒れた。
確認するまでもなく、死んでいた。
「大丈夫?!春香!!」
叫びつつ、銃器を片手にメガネの少女が駆け寄ってきた。
刀を拾い上げた少女をメガネの少女が心配そうに見つめる。
「ありがとう、律子さん。私はケガはないわ。でも、亜美が」
そういって、少女―――春香が尻もちをつき、状況を把握しきれていない亜美の方へ目線をやると、それに合わせてメガネの少女―――律子もその目線の先を見る。
「亜美?!酷い格好じゃない。大丈夫?」
駆け寄ってきた律子が亜美を抱き起こす。
「あ、はい。助けてくれてありがとう、ございました」
律子が怪訝な顔をする。
「あなた、なんか変よ?どうしたの、いつもと違う」
と、言われても亜美はなんだかわからなかった。
目の前の二つの顔がなんだかぼやけて見える。
(あ、倒れる・・・・・・)
亜美の身体が揺れる。
「ちょ、亜美?!」
「大丈夫?亜美?!」
「大丈夫です。すこし、気分が悪くて」
ほんとうは少しどころではないが、目の前の少女達は誰だかしらないものの、心配してくれているようなので、出来るだけ心配をかけないよう気を貼ってみた。
「とりあえず、ベースキャンプまで亜美を連れて行きましょう。」
律子はそういうと、亜美の肩に手をまわした。
「わかった」
それに続いて、春香も亜美を支える。
3人は、ベーズキャンプへと向かっていった。

_____________________________________________

やっちまったぜ!!
推敲せずに勢いとテンションでやったから誤字、脱字、文法の間違いはゆるして星井の(美希風に)
まだ書きたいけど眠気に勝てないから、また今度書こう。
眠いよー。
すいみんすいみんすいみんすいみん すいみん不足♪
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コメント
無題
まさかアイマス×モンハンを考えてる人が他にもいるとは思わなかった。
これからもニヤニヤ見させてもらいますよフヒヒ
【2008/04/01 00:28】 NAME[メネ] WEBLINK[] EDIT[]
無題
>メネP
まさか、一人でアクセス数伸ばしてるかと思いきや、見ている人いたんですね!w
最近高校の部活に行ってるので更新は二日おきぐらいになるかと思いますが、どうぞ見てやってください<(_ _)>
【2008/04/01 23:31】 NAME[ナンデ] WEBLINK[] EDIT[]


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プロフィール
HN:
ナンデ
年齢:
31
性別:
男性
誕生日:
1992/12/05
職業:
学生
趣味:
広く浅くいろいろやってます
自己紹介:
なんとなく思いついた話のアイディアや話をメモって放置しておく場所。

「あ、このアイディアから思いついたぞ」
みたいなことが万が一あればどうぞもっていってください。
でも、一言残していってね。

え?テメェのアイディアからティン!とこねえよ?
まあ、高校生の妄想の殴り書きなので仕方ないですよ。
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